ITパスポートサンプル問題
独立行政法人情報処理推進機構(lPA)が公開しているITパスポート試験のサンプル問題です。
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図は,電子部品の不良品について,不良項目を個数の多い順に並べた棒グラフと,それらの累積比率を折れ線グラフで表したものである。この図の名称は何か。
- ア
- 特性要因図
- イ
- パレート図
- ウ
- ベン図
- エ
- マトリックス図
解答:イ
項目の個数や件数の多い順に並べた棒グラフと、それらの累積比率を折れ線グラフで表したものをパレート図という。
パレート図は、全体の中でどの項目が重要であるか、それが全体に占める割合がどのくらいであるかということを把握できる。したがって、パレート図は、重要な問題の把握や問題点を絞り込むときに用いられる。
パレート図を活用したのがABC分析である。全体に占める割合からA、BとCに分け重要度や優先順位を把握するときに使用する。A,B,Cの分け方は以下のとおりである。パレート図はQC(quality control)七つ道具の一つである。
特性要因図は、問題やテーマとその原因の関係を表した図である。特性要因図は図の形状からフィッシュボーン図やフッシュボーンチャートとも呼ばれる。
特性要因図と同じ用途で用いられる手法として、連関図法や系統図がある。特性要因図もQC七つ道具の一つである。
ベン図は、集合などにおいてそれぞれの集合の関係を状態を図で表したものである。例えば、IT講座において、ITパスポートや基本情報技術者の取得者がいる場合、ITパスポート取得者のグループやや基本情報技術者取得者のグループが集合である。
ベン図はITパスポート試験のテクノロジ系の基礎理論で出題される。
マトリックス図は、2つの要素を行と列にとり、交差した部分に関連性などを記入した図である。マトリックス図は、新QC七つ道具の一つである。