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問23
インターネット上の脅威となる行為のうち,不正アクセス禁止法で禁止されているものはどれか。
- ア
- セキュリティホールを利用してWebサイトに侵入する。
- イ
- 不正なデータ送信や大量のトラフィックなどで,ターゲットのコンピュータやネットワーク機器に負荷をかけ,サービス不能にする。
- ウ
- 傍受した無線LANの電波を解析して,競合他社の技術情報を読み取る。
- エ
- 利用者の意図とは無関係な画像を表示するウイルス付きのメールを特定の相手に故意に送付する。
解答:ア
不正アクセス禁止法は他人のコンピュータに対して不正アクセス行為を禁止する法律である。
不正アクセス行為とは他人のユーザーIDとパスワードを無断で利用し、通常はアクセスできないコンピュータやネットワークを不正使用する行為である。
それに加えてソフトウエアのセキュリティに関する不具合(バグ)であるセキュリティーホールを悪用するために、ユーザIDやパスワードなど本人を識別する情報以外を入力する行為も不正アクセス行為になる。以上から解答群のアが正解である。
- イ
- 大量のデータを対象のコンピュータに送ることで、コンピュータを過負荷にしてサービス不能にするDos攻撃は、コンピュータ上で行う業務を妨害することになるので、電子計算機等損壊等業務妨害罪に該当する。
- ウ
- 競合他社の技術情報を読み取る行為は、不正競争防止法に該当する。
- エ
- ウイルス付きのメールを特定の相手に故意に送付する行為は、ウイルス作成罪(不正指令電磁的記録作成等)に該当する。ウイルス作成罪においてはウイルスの提供に対しても適用される。