平均修理時間(MTTR)
あるコンピュータシステムを1,200時間稼働させたとき,正常稼働と故障修理の状況は表のとおりであった。このシステムの平均修復時間は何時間か。
ITパスポート平成23年度 秋期 問67
- ア
- 10
- イ
- 15
- ウ
- 20
- エ
- 45
解答:イ
問題文中の平均修復時間は平均修理時間(以下、MTTR)のことである。MTTRは以下の式で求められる。
MTTR=故障時間の合計÷故障回数
(15+20+10)÷3=15時間
MTTRは保守性の指標である。MTTRは故障(障害)などによってシステムが停止していた平均時間である。MTTRが短いほうが方がシステムの停止時間が短いことを表しているから保守性が高い。反対にMTTRが長いと、保守性が低いことを表している。したがって、MTTRが短いほうが保守性が高い。
MTTR、MTBFと稼働率は密接な関係がある。ITパスポートの試験でもよく出題される。参考までに平均故障間隔(以下、MTBF)と稼働率を求める。
1,200時間稼働させたうち故障修理時間の合計は45時間であるから、正常稼働時間は1,200-45=1,155時間である。MTBFは以下のとおりである。
1,155÷3=385時間
稼働率
385÷(385+15)≒0.96
Point
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