問9
BSC(Balanced Scorecard)の説明として適切なものはどれか。
- ア
- 一定の時点における資金調達と資金運用の状態を表示する会計報告書
- イ
- 最低の総コストで必要な機能を確実に達成するための分析手法
- ウ
- 財務,顧客,業務プロセス,学習と成長という視点から行う企業業績の評価手法
- エ
- 電子商取引のうち企業と消費者で行う取引
解答:ウ
BSC(Balance Score Card:バランススコアカード)は財務、顧客、業務プロセスと学習と成長の4つの視点で評価を行う経営管理手法である。BSCは業績評価だけでなく経営戦略の立案にも用いられる。
財務の視点は営業利益などから業績がよいかという視点である。顧客の視点は顧客満足度などから、顧客は満足しているかという視点である。業務プロセスの視点は製品やサービスの品質や納期などから仕事のやり方は改善されたかという視点である。学習と成長の視点は、業務や研修などを通じて従業員の能力は向上したかという視点である。
一定の時点における資金調達と資金運用の状態を表示する会計報告書は貸借対照表(B/S)である。
最低の総コストで必要な機能を確実に達成るための分析手法は、VE(Value Engineering)である。
電子商取引のうち企業と消費者間で行う取引は、B to Cである。電子商取引において、企業はBusinessの頭文字をとってB、消費者はConsumerのC、政府機関はGovernmentのGで表す。