問7
顧客情報やコンタクト履歴などをデータベース化し,顧客からの質問や要望に迅速に対応できるようにして顧客との良好な関係を築くことによって,継続的に利益をもたらす優良な顧客の確保を目的とするものはどれか。
- ア
- CRM
- イ
- HRM
- ウ
- PPM
- エ
- SCM
解答:ア
顧客との良好な関係を築くことによって、継続的に利益をもたらす優良な顧客確保を目的にしたものはCRMである。
CRM(customer relationship management;カスタマー・リレーション・マネージメント)は、顧客への最適なサービスを提供することで顧客満足度を高め、顧客との良好な関係を築き顧客維持率をあげることで長期的な収益を高めることを目的にしている経営管理手法である。
CRMを実現する方法として、顧客の購入・利用履歴だけでなく、苦情や意見なども含めた企業とのあらゆる接点での情報を統合管理する。
HRM(human resource management;ヒューマン・リソース・マネージメント)は、会社において社員の給与や職歴の管理だけでなく、教育や訓練、さらに人的組織までを包括的に管理しようという人事管理手法である。
PPM(product portfolio management;プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント) は、市場占有率を縦軸に、市場の成長性を横軸にとり、製品や事業を分類し製品や事業の戦略を決定するという経営分析手法である。
SCM(supply chain management;サプライ・チェーン・マーネジメント)は、資材や製品の最適な管理によるコスト削減を目的とし、部品の供給会社から顧客までのサプライ・チェーンをネットワークで結びつけ、生産、在庫、購買、販売、物流の情報を統合管理する経営管理手法である。