稼働率の比較
同じ装置が複数接続されているシステム構成のうちごシステムが停止する可能性の最も低いものはどれか。ここで,図の長方形は装置を表し,並列に接続されている場合はいずれか一つの装置が動作していればよく,直列に接続されている場合はすべての装置が動作していなければならない。
ITパスポート平成23年度 春期 問70
解答:エ
システムの稼働率は次の公式で求められる。問題文中のシステムが停止する可能性が最も低いということは、システム全体で見たときに稼働率が高いということである。
直列に接続されたシステムは、それぞれの装置の稼働率の積だから全体の稼働率はそれぞれの装置の稼働率以下になり稼働率は低くなる。また直列に接続された装置が多いほど稼働率は低くなる。
したがって、直列に接続されている解答群のアとイは正解から除外できる。
直列に接続されたシステムに対し、並列に接続されたシステムの全体の稼働率は、それぞれの装置の稼働率以上に高くなる。
また並列に接続された装置が多いほど稼働率は高くなる。解答群ウは2台の装置が並列に接続されている。解答群エは3台の装置が並列に接続されている。したがって、解答群エがもっとも稼働率が高く、システムが停止する可能性が最も低い。
Point
関連問題
- 稼働率の高い装置を求める
- 複数の装置が接続されたシステムにおいて稼働率の高いシステム構成を選ぶ問題。ITパスポート平成22年度秋期のテクノロジ系問64
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