解答:エ
クリティカルパスを求め、プロジェクトの所要期間を把握する。次にクリティカルパス上の工程に遅延がないか確認する。クリティカルパス上の工程に遅延があれば、その工程がプロジェクトの遅延につながる工程である。
クリティカルパスは所要期間のもっとも長い経路である。クリティカルパスは余裕日数(週)がゼロのため、クリティカルパス上の工程に遅延が発生すれば全体の終了が遅れることになる。重点管理を行わなくてはならない作業経路である。
クリティカルパスは、工程Cから工程Gで、所要期間は2週+8週=10週である。
クリティカルパス上の作業である工程Gの進捗率は25%である。完了している作業は、
8×0.25=2週
0.25(25%)をかけるということは、4で割るのと同じであるから、8÷4=2と簡単に計算できる。
5週経過しているのだから、予定している工程Gの進捗は、前工程Cの2週を引いて
5-2=3週
工程Gは3週分進捗してなければならないのに対し、実際は2週分であるから1週分の遅れが発生している。このままいけばプロジェクトの終了が1週遅れて11週になってしまう。以上から遅延につながる工程は工程Gである。
工程Bの進捗率は80%であるが、工程Bの経路は工程B(5週)と工程F(4週)で合計9週である。
工程Bの進捗は
5×0.8=4週
である。遅れは
5-1=1週
このままいけば工程Bから工程Fの経路の作業は、6+4=10週となり、予定の10週で完了するためプロジェクトの遅延にならない。
工程Eの進捗率は25%である。工程Eの進捗は
4×0.25=1週
予定している工程Eの進捗は、前工程Aの4週を引いて
5-4=1週であり、予定通りである。
工程Fは5週が経過した時点では着手できないので進捗率は0%である。