ITパスポート平成26年秋期

ITパスポート平成26年秋期 中問形式 問96

中問C テストの採点結果の分析

テストの採点結果の分析に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。

F教育機関では,P,Q,R,S,T,Uの六つの組がある。各組の受講生数は,P,Q組が35名,R組が25名,S,T,U組が30名である。このたび,6組共通のテストを行い,採点結果の分析を行うことになった。

〔テストの採点結果の分析の概要〕

(1)
テストの問題数は10問で,1問を1点として,10点満点である。
(2)
図1は,テストの採点結果入力のワークシートである。ワークシートのセルB2~B36には,P組の受講生の得点を入力する。同様に,ワークシートの列C~Gに,それぞれQ~U組の得点を入力する。
  図1 テストの採点結果入力のワークシート
(3)
テストの採点結果の分析は,得点の平均(以下,平均点という)及び標準偏差を使って行う。

標準偏差は,得点のばらつきの度合いを表す指標である。受講生数がそれぞれ10人で,得点が1~4点に分布する表1の分布例1~5とその平均点及び標準偏差を例にとると,分布例1や分布例2のように,全員が同じ得点だった場合は,平均点に対して全く得点のばらつきがないことから標準偏差は0になる。また,分布例3~5のように,平均点が同じでも,得点のばらつきが大きいほど,標準偏差は大きくなる。

  表1 分布例1~5とその平均点及び標準偏差

問96

P~S組の平均点と標準偏差は,表2のとおりであった。この四つの組の中で,他の組に比べて成績が良くも悪くもなく,また,多くの受講生がその組の平均点に近い得点をとった組があった。その組では,得点が4~6点だった受講生の割合が他の組に比べて最も多かった。その組はどれか。

  表2 P~S組の平均点と標準偏差
P
Q
R
S

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