ITパスポート平成21年 秋期 問36

解答：ア

「○○でない確率」を上手に使うと簡単に求められる。Aの事象に対し、Aでない確率のことを「余事象」という。確率の合計は常に1である。

見積コストに収まる確率と見積コストを上回る確率の合計は常に1になる。すなわち、

見積コストに収まる確率 ＋ 見積コストを上回る確率 ＝　1

そして、見積コストに収まる確率に対し、見積コストを上回る確率のことを「余事象」という。よって次の式が成り立つ。

見積コストに収まる確率 ＝ 1 － 見積コストを上回る確率

実際のコストが見積コストを上回ってしまう確率を20%まで引き下げるということは、1－0.2＝0.8、見積コストの80%に収まるようにするということである。グラフより見積コストに収まる確率が80%のときのコストは5,000万円である。

プロジェクトの予算としで4,000万円を用意しているのだから、予備として用意する金額は、
5,000 － 4,000 ＝ 1,000万円